東京店構え

去年のいつころだったか、Twitterで「東京店構え」という本を見かけた。

東京店構え  マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集

 Amazonのほしいものリストにはそのうち買おうと企んでいる本が山のように積まれている。買って満足するタチなのは自分が一番理解しているので、買って積むよりは買わずに積んでる方がお財布にやさしい。

この本もそんな肥やしになっていたのだが、友人を待つために本屋で時間を潰しているときにたまたま見かけたので手にとった。そしてぱらぱらと数ページめくってすぐ閉じた。「これは買わないとだめな本だ!!!」となったのだ。立ち読みで終わらせてしまうなんてあまりにももったいない。そのときは出先だったので泣く泣く置いて帰ったのだが、帰宅してすぐ本を購入した。

内容はタイトルと表紙から読み取れる情報のままなのだが、本一冊この調子で東京にあるレトロな店の正面の絵が水彩画で何件も描かれている。最高じゃないですか?

店頭で一度中身を見てみてほしい。Amazonのなか見機能で見るのでも十分だ。数ページ見て「あーこれ好き!」となったら買って必ず損はない。

東京にもこんな古い店がまだあるのだなと思った。だが、やはり閉店に追い込まれている店も多いようだ。古い店の味わいは他にないものだが、新しい建物に移っていくのは仕方ないとも思う。だからこそこういう本が長く愛されていてほしい