マドリカ不動産

ゲームは好きだか下手くそな人は多いと思う。私ももれなくその一人だ。ゲーム好きなのでよくオンラインショップをうろうろしているのだが、ゲームが下手くそなことを自覚しているゲーム好きなので面白そうなサムネイルのゲームをお気に入りに登録してはにたにたするだけの生活している。

そんな中、かなり高いハードルを飛び越えて購入に至ったゲームが任天堂Switchでプレイできる「マドリカ不動産」というタイトルである。

マドリカ不動産|オンラインコード版

 ゲーム中の街の物件には例外なく幽霊が出没し、この「マドリカ不動産」だけが街で唯一幽霊の出ない部屋を貸出す不動産屋だ。プレイキャラクターは不動産屋の新人で、怪しげな店長・マドリカからの指示の元、部屋の除霊に向かうというあらすじだ。簡単に分類すれば脱出ゲームに分類されると思う。

問題は20問あり、物件3までがチュートリアルチュートリアルが終わると問題の難易度が跳ね上がる。制限時間が10分から30~50分に延びることからもそれがうかがえる。

このゲームの特徴で何より面白いところが、ゲームに出てくる間取りを印刷して謎解きに活用できることだ。実際に印刷した間取りにメモを取りながら、ああでもないこうでもないと頭をひねる。「別にこんなん印刷せんでええやろ」と最初は横着していたのだが、絶対に印刷した方が楽しい。そもそもメモを取らなければ記憶力の壁にぶち当たる。容赦はない。さらに謎解きがえげつなく難しいので頭の中だけでクリアできるやつは人間ではない。

どの物件も概ね制限時間前後にはクリアはできたのだが、「物件15 フォレストビル地下15階」でかなり詰まった。地図力が必要と書かれている問題で、その点はまったく問題なかったのだが、マッピングの後そこからどう考えればいいのかさっぱりわからず数週間放置する羽目になった。何時間暗い部屋をうろうろし、便器の中を眺め続けたことか。

脱出ゲームは数が多いがこのゲームはこれまでの脱出ゲームとは一線を画しており、頭もかなり使うのでとても楽しかった。一人で解くのもいいが、家族や友人といっしょにわいわい考えられるのも非常に楽しい。どうやら次作も作成中のようなので待ち遠しい。

ところで正月のSteamのセールでは何のゲームを買われたでしょうか。私はネクロダンサーを買いました。言うまでもないですが、クリアできる気はまったくしていません。ゲームが下手くそなことを自覚してるので…ね…